基本のベトナム戦争米陸軍装備を揃えるには Part1

2024/02/01

ベトナム戦争 米軍装備

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M-1956装備編

ご無沙汰しております。あときちです。7月30日、7月31日とアホカリプス2016が開催されていたようですが私は参加しておりません。そんなことはさておき。

最近コンマガで特集が組まれたりミリスマで特集が組まれたりと何だかんだで注目されることもあるベトナム戦争、今回この記事ではサバイバルゲームなどにおけるベトナム戦争の米陸軍装備について解説をしたいと思います。

ちなみに私も集めてはいますが完全に基礎中の基礎しか集めてないのでそこまで深くは取り上げません!とりあえずそれっぽく見えるレベルまでのお話です。この基本装備にまた少しずつ加えて行くことでイベントに参加できるような装備を作り上げられると思いますよ。

価格の例を出していますがあくまでも目安ですのでもっと安いものもあれば高いものも多くあります。私が思う相場がそれくらいかなって感じで表しています。

ちなみに海兵隊は時期にもよりますが、陸軍とは全然違う装備なのであくまでも陸軍の装備についての記事となります。

ジャングルファティーグ

高温・多湿と朝鮮戦争や第二次世界大戦の欧州戦線とは全く違う気候が舞台となったベトナム戦争では特徴的な斜めのポケットを備え、薄手で裾を出すジャケットスタイルの野戦服が支給されました。これがいわゆるジャングルファティーグと呼ばれる野戦服となります。

ジャングルファティーグは途中改良が続けられ服の形も少しずつ変化していくんですが、そこのことは詳しくは省きます。
セスラー製のジャングルファティーグ リプロだが使い込めば実物に似た味が出るのでオススメ
同じくセスラー製のトラウザーズ BDUとの違いは膝に補強生地が縫われているかでも識別できる
これは中田商店で取り扱っているセスラーブランドのジャングルファティーグのリプロです。この仕様は後期型、4thモデルとか5thモデルだとも呼ばれます。服の生地がリップストップ(格子状に糸が編まれており破けても裂けにくい)になっているのが一番の特徴です。リップストップモデルは1968年頃から生産されていました。OD色のBDUと間違えやすいですが間違えずにジャングルファティーグを買ってください。

現状中田商店では初期型の1stモデル、中期型の2ndモデル、後期型の4thモデルのリプロを扱っていますが2ndか4thを選んでおくのがいいかと思います。中田商店以外にもリプロを作っているところはありますが、詳しくないのでそこはお任せします。

価格としてセスラーブランドのものは上下で9000円ほどです。実物はジャケットが手に入ってもトラウザーズが中々見つかりませんのでそこで苦労すると思います。

パッチ類は当時も付けていたり付けてなかったりしますが、ここはまあお好みで。部隊章や階級章はカットエッジと呼ばれる縁がロックされていないタイプが無難です。
左側がメロウエッジ 右側がカットエッジのもの カットエッジは縁が切りっぱなし


ヘルメット

さて、頭に何も被らないのも変なので次はヘッドギアです。
ヘルメットでベトナム戦争中に使われていたのはグランド・トループス・ヘルメット、いわゆる日本では「M2ヘルメット」と呼ばれているものです。

現状レプリカなども出回っている「M1ヘルメット」とは作りがかなり違うのですが、実物の入手が難しいのならM1ヘルメットのレプリカも選択肢の一つかと思います。
グランド・トループス・ヘルメット
リプロはS&Grafさんなどで扱っているスチールタイプの本格的なものの他に、サムズミリタリ屋さんで扱っているようなプラスチックタイプで軽量なものがあります。

価格は前者がヘルメット本体で7000円くらい、後者がヘルメットとヘルメットカバー、ヘルメットバンドセットで20000円位です。ちなみに実物の価格は5000円~15000円位ですかね。実物はカバーとかとセットでの出品が多いのでセットも狙い目です。

M1ヘルメット系列はシェルとライナーをセットで使いますのでシェルだけ買って困らないように…

実物を入手したときにナイロン製のチンストラップ(あご紐)が付いていることがありますが、最初からこだわるようでしたらコットン製のT1チンストラップを入手して交換することをおすすめします。

T1チンストラップは大体1500円位でしょうか。
T1チンストラップ 玉状の金具が追加され一定の圧力が加わるとあご紐が外れるように改良された
ヘルメットとセットで欠かせないのがヘルメットカバーです。ベトナム戦争中のヘルメットカバーは何個か種類がありますが、一番基本となるのがミッチェルパターンと呼ばれるタイプのヘルメットカバーです。

戦争中全期間使われていましたのでとりあえずこれを買っておけば間違いありません。価格は実物もレプリカも大体3000~4000円位です。落書きはセンスを問われますのでお好みで。
ミッチェルパターンのヘルメットカバー 裏面にも迷彩がプリントされておりリバーシブルになっている
陸軍ならヘルメットバンドも入手しておきましょう。これを使いヘルメットに虫よけジュースボトルを挟んだりマッチを挟んだりしている写真を多く見かけます。

キャッツアイと呼ばれる蓄光部分が無いのがベストですが、あまり出回っていませんので付いているものでも十分かと思います。裏返せば目立ちませんので。これの価格としては1200円くらいでしょうか。最近はM2ヘルメット用は見なくなりました。
上に付いている2つの紙状のものがキャッツアイと呼ばれるもの 蓄光素材で夜間味方の位置の把握が可能

ブーニーハット

頭に重い金属なんか被りたくねぇよという方にはブーニーハットという手段もあります。ただし、当時でも実際使っている写真はそう多くはありません。OD色でコットン生地のものは2000円から3000円位で入手可能かと。迷彩のハットは一般部隊ではあまり見ませんのでODがオススメです。
ERDL迷彩のブーニーハット ベトナム戦争中も使用された ODのものも迷彩のものもリプロが多く入手しやすい

ユーティリティキャップ

非戦闘時、例えば基地内や外出スタイルもしたいという方はOG-106ユーティリティキャップを入手することをおすすめします。この帽子は制式採用されていましたが、正直そこまで格好いい帽子ではありません。

野球帽型の帽子は他にOG-507ユーティリティキャップがありますが、これは材質が変更されて70年代以降のものになりますので、OG-106ユーティリティキャップを探しましょう。
出典 アメリカ国立公文書記録管理局(National Archives and Records Administration)
この写真に写っている野球帽型の帽子がOG-106ユーティリティキャップです。

ジャングルブーツ

次に足回りです。ベトナム戦争中はジャングルブーツと呼ばれる革とキャンバス生地を使用したブーツが使用されていました。現在でもファッション用途での需要があるのか比較的レプリカは多く安価です。

購入するならキャンバス生地部分がOD色のものを選びましょう。価格はレプリカが3000~5000円、実物が12000~20000円位ですね。実物はサイズによっても値段が変わるのでなんともいえません。
ジャングルブーツ サイドにジッパーが付いているものも売られているがナム戦なら付いていないものを OD色の物を買いましょう。
続けてM-1956装備のことを書いてしまうと凄まじい長さになってしまうので分けます。

装備品単独の記事もあるので興味のある方は是非御覧ください。→ タグ ベトナム戦争

続編 M-1956装備編はこちら

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